メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第14号
☆心の三毒
仏教では『心の三毒』と言って、そうした心を持ってはいけないという三つの煩悩(人間生活を堕落させることがら)があります。
その三つとは『貪(とん)』と『瞋(じん)』と『痴(ち)』です。貪とは、貪るという字ですが、その名の通り、貪欲な心です。
人間生きていると、いろいろな欲望に振り回されます。しかし、欲望が全くなければ人間は暮らしてゆけないことは事実です。
例えば食欲が全くなくなれば、人は死んでしまいますし、人類から性欲が全くなくなってしまえば、人類は滅亡してしまいます。
大切なことは、こうした欲望を消し去らなければならない訳ではなく、“足ることを知る”ということが大切である、と説かれています。
次の瞋とは、激しい怒りのことです。自分の心に逆らうものに対して、怒り狂う様を言います。簡単に言えば、カッとしてしまう心のことです。
確かにいつでもどこでもカッとしてしまう人とはあまりつきあいたくはありません。三番目の痴とは、愚痴の痴のことです。愚かな心のことを言います。
愚痴は、言ってもどうなるわけでもないことを、人に言ってしまうことですが、そうした姿こそが愚かであると言われているのです。
考えてみれば、毎日愚痴ばかり言っている人とも、あまり話をしたくありません。愚痴を聞いても、聞いている側も暗くなってきますし、愚痴を言ったところで、何の解決もしないからです。
これら三つを三毒として、常に意識して気をつけなさいとお釈迦様は説きました。
この三つのことがらは、二千六百年間前に言われたことですが、現在でも十分通用するものだと思います。『貪るなかれ、怒るなかれ、愚痴を言うことなかれ』。
なかなか実践することは難しいですが、知っているだけでも人間変わってゆけるかも知れません。
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