メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第21号
☆人様に喜んでいただきたいという気持ち
福沢諭吉(1835〜1901 幕末から明治の思想家、教育者。人間は学問の下に平等であると説いた。慶應義塾を創設)は『世の中で一番楽しく立派なことは一生涯を貫く仕事を持つことです』と説きました。
“一生涯を貫く仕事”というと、一つの仕事に一生従事するようにも思えます。しかしよく考えてみると、ここでは同じ業種の仕事というよりも、同じ思想を貫ける仕事と考える方が自然かも知れません。
世の中にはいろいろな仕事をしている人がいますが、成功している人は、程度の差はありますが、たいてい仕事に対する共通の考え方を持っているようです。
その一つに、「人様に喜んでいただきたい」という気持ちがあります。
先日雑誌を読んでいたら、コピー機の売り上げで成功している人の記事が出ていました。コピー機は簡単に故障するものでもなく、また三、四年の間は使われます。
ですから、コピー機を売ることはなかなか難しいのです。
しかも、通常コピー機を買い変える時は、今使っているメーカのコピー機にすることが多いので、新に市場を開拓することは、非常に難しいのです。
そんな中で、その人は驚くべき売り上げを成し遂げていました。
その理由は、とにかく相手先を訪問し、コピー機を見せてもらったら、そのコピー機を自分のメーカであるなしに関わらず徹底的にきれいに磨き上げるのだそうです。
普通、新品同様に磨き上げれば、新しくコピー機を買うなどという気持ちがなくなってしまいがちです。しかし実際はそうではなく、「ここまでいつもきれいにしてくれる方だったら信用できる。
だったら、この人に注文しよう!」と契約に結びつくのだそうです。その人の心がけていることはただ一つ。“相手の立場になって商売をする。お客さんが喜んでくれればそれだけでいい。
”そうした発想で仕事をしていると紹介されていました。
おそらくこの人はいつまでもコピー機のセールスに止まることなく、もっと大きな仕事を成し遂げるに違いありません。
でも、人様に喜んでいただきたいという気持ちを失わないかぎり、永遠に成功しつづけるだろうと思うのです。
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