メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第26号
☆失敗を愛してしまうと…
『失敗は経験である』。という言葉を見たことがあります。
「たとえ失敗しても、それは次のステップのための良い経験なのだから、暗く落ち込むことなく、前向きに考えて生きて行こう」という意味であったと記憶しています。
こんな風に多少気楽に生きてゆくことができると、以前お話した「今日も一日何か良いことを探す」という姿勢は可能であると思うのです。
それに反して、どうも『失敗を愛している』としか思えない人がいることも事実です。例えば、『試験前になると必ず風邪をひいて高熱を出してしまう人』が本当にいるのです。
担任が知っている高校の卒業生でもまったくその通りの人がいました。
彼は、大学受験のために一生懸命勉強して準備するのですが、大事な入試の前になると必ず風邪をひき、高熱を出して、結局入試を欠席してしまうのです。
試験を受けなければ自動的に不合格です。そして浪人。春から秋にかけては元気なのですが、また入試シーズンが始まると、体調不良を訴え、またしても高熱。
こうしてかれは何年後かに大学進学をあきらめてしまいました。結局のところ彼は“失敗(不幸)を愛してしまっていた”のです。
本人に尋ねれば、「絶対にそんなことはない!」と反論するでしょうが、心の奥底で、(入試の)失敗をれるあまり、そのショックを和らげるために、あらかじめ失敗を作り出してしまっているのです。
不思議な話ですが、現実にはそうしたこともあり得るのです。
こうした人が克服すべきことは精神力と明るい発想です。そのためにも、「今日も一日何か良いことを探す」という姿勢は大変良いことなのです。
悪い面ばかりを探し、悲しいこと、嫌なことばかりを口に出して生活していると、いつしかその通りの不幸な生活になってしまいます。
そうではなくて、未来は明るいのだ。失敗など単なる経験の一つにすぎないのだ。という気持ちで生活していると、自ら失敗を作り出すようなことはなくなってゆくはずです。
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