メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第53号
☆有用な人材とは
世の中で役に立つ、有用な人材とは、必ずしも優秀な人間という意味ではありません。
もちろん、様々な分野において優秀であることは大切であろうし、そうありたいわけですが、有用な人材になるためには、ただ一つの分野で優秀であるだけでは不十分なのです。
よく自分の専門分野を井戸で例えて話をすることがあります。君たちも将来、得意分野あるいは専門分野を一つは持つことになるでしょう。
そのとき、「一本の井戸が掘れた」と、このような使い方をします。当然一本も井戸がないなどというのは、論外なのですが、有用な人材であるためには、一本の井戸ではだめであると言われています。
自分の専門以外にもう一つ、別の得意分野が必要であるというのです。つまり、井戸は二本持つことが必要だというのです。
これからの時代、一つくらい得意な分野があるのは当たりまえのことです。その中にあって、他の人との差別化をするには、さらにもう一つ優れた部分が必要だということです。
そろそろ一本目の井戸を掘り始めている人もいるようですので、あえて「一本ではだめ、もう一本必要なのだ」ということを述べておきます。
例えば、自分が経済の専門家であったとしても、その経済以外の分野、何でも構わないと思いますが、もう一つ何か得意な専門が必要である、ということです。これは、絵が得意なだけで漫画家になれないのと同じです。
絵が得意であるというその得意分野を活かすためにも、それ以外の知識や能力がぜひとも必要なわけです。
そうした二本の井戸を持つ人こそが、有用な人材となるための前提です。
君たちが社会に出るのは今しばらく先です、いざ社会に出るときのために、「自分の得意分野はこれ。でも、もう一つ勉強し、掘り下げるとすればこれ…」といった具合に、
意識して考えておくことは必要かも知れません。
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