メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第54号
☆人生は一冊の問題集である
いよいよ三年間の中学校生活を終えることになりました。君たちは今日、中学校を卒業します。
今から三年前の4月、ダボダボの制服に身を包み、何もかもが分からない中で新入生として中学校の生活が始まりました。
その間、君たちはものすごい勢いで成長してきました。背が伸びたことはもちろん、その他さまざまな肉体的にも精神的にもひと回りも、ふた回りも大きくなりました。
入学時の写真と今の自分を比べて、「ずいぶん変わったなぁ」と思えない人は、恐らく誰もいないはずです。それほどまでに中学校生活の中で君たちは、大きく変わってきたのです。
しかし成長と共に良いことも学びましたが、悪いこと、人生の闇の部分も見たり聞いたりかじったりしたはずです。それも勉強です。
なぜなら人生にはいろいろなことがあって、必ずしも光り輝く部分だけではない、闇の部分だって現実に存在しているからです。
だからと言って闇を肯定しているわけではありません。実際にあることは認めても、その正当性は断じて認めるわけにはゆきません。
これからの君たちは闇の存在を知りつつも、「光」を求めて欲しい、「積極的な思い」で生活して欲しいのです。
苦しいこともあるでしょう。悲しいこともあるでしょう。悔しいことも、怒りに心乱れるときもあるでしょう。
でも、負けてはいけません。なぜなら『人生は一冊の問題集』であるからです。
人間生きていると、あたかも数学か何かも問題集を開くかのように、次々と新しい問題がやってくるものです。
君たちはもちろん、世の中の人間はだれもが、この問題集を解きながら人生を送っているのです。等しく全員が問題集を与えられています。
しかも、その問題集は、人によって書かれている問題が違うのです。だから人の生活を見ていると、簡単そうに見えたり、楽しそうに見えたりしてうらやましい思いを抱くこともあるかも知れません。
でも、その人であっても、ある時は難しい問題と格闘しているかも知れないのです。だからうらやんでも仕方ないのです。
人間一人一人に与えられた問題集を一つ一つ解決してゆくことが、人生そのものであると言われています。
自分で解けない問題は一つもありません。必ず解決するはずです。だから最後まで決して投げることなく、地道にこつこつと解決の糸口を探してみてください。
必ず解けます。卒業にあたり君たちに『人生は一冊の問題集である』という言葉を贈ります。
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