メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第64号
☆有能な人と有用な人
能力のあることを『有能』と言います。他の人とは違った優れた面があって、その能力を発揮できるような人が「有能な人」です。有能の反対語は「無能」ですから、有能な人の反対は無能な人、となりましょう。
「お前は無能な人間だ」などとレッテルを貼られたくはありませんね。
一方、役に立つことを『有用』と言います。優れた能力はないけれども、側にいると、何かしら役に立つし、頼みがいがある、そんな人を「有用な人」と言います。有用の反対語は無用です。
よく、無用の長物という言葉が使われますが、これは、「あってもかえって邪魔になるもの。あって益のないもの。」という意味です。
では、世の中で本当に信頼され、社会に貢献する人は、「有能な人」でしょうか、それとも「有用な人」でしょうか。
結論から言うと、「有用な人」の方が社会に尽くすことができる人が多いようです。
『有能な人』の方は、「有能だけれど今ひとつ力を発揮していない」とか、「能力はあるのに、人付き合いが悪い」などと、
悪い意味で使われることも多いことからも、たとえ生まれつきか、その後の努力か分からないけれど、優れた能力を持っていても、それを使う術が分からなければ、そうした能力は無用の長物になってしまうのです。
一方『有用な人』というのは、それほど優れた能力はないのかも知れませんが、常にまわりのことを意識し、自分が他の人にどのように貢献できるかを考え続けられる人です。
だから多くの人から信頼を受けるのでしょう。
能力を持っている人は素晴らしいことです。しかしその能力の使い方を誤ったり、その能力ゆえに、人付き合いができなくなってしまうのであれば、そうした能力はなかった方がよかったとなどということになりかねません。
そう考えると、「お前は能力があるよ」と誉められた人が救われる唯一の道は、有用な人を目指すことだ、ということが分かります。有能であり、なおかつ有用な人は最強の人物になり得るからです。
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