メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第67号
☆蓄積の効果
井戸の水がなかなか枯れないのは、地下の奥深くでどんどん地下水がたまっているからです。当然地下水そのものが枯れてしまえば、井戸も枯れてしまいます。
電池は使えば使うほど、電気がなくなってしまって、最後には捨てるしかなくなります。充電式の電池だとしても、電気がなくなれば、また充電しなければいけなくなるわけです。
このように何ごとも、入ってくる以上に出すことができないものです。
人間でも同じことが言えます。知らないことは、人に話すことができませんし、さまざまな技術を獲得していないにも関わらず、それを発揮することは不可能なわけです。
オリンピックで活躍したシンクロナイズドスイミングの選手だって、日ごろの練習という蓄積があってこその活躍でしょう。
井戸や電池の分かるように、『蓄積』がなければまったく役に立ちません。しかもその『蓄積』は、人間の場合そんなにやさしいことではないのです。
シンクロの選手は毎日10時間は練習するそうですが、その練習はマラソンランナーが60km走るほどの体力を消耗するのだそうです。
そうした苦しい練習、訓練という蓄積があって、はじめて本来持つ実力が発揮されるというものです。
前号で『自己限定をはずせ』という話をしましたが、その壁をうち破る一つの方法がこの『蓄積』でもあります。
君たちもさまざまなことにチャレンジすることがあるでしょうが、『蓄積』というキーワードを忘れてはいけません。
たとえ、回り道のようであっても、必ずやそれは君たち自身に蓄えられ、そしてやがてその効果が現れてくるはずなのです。
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