メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第85号
☆リーダーの心得
ある大学の運動部の話。部長であったある選手が苦しい走り込み練習の後に、「あ〜、疲れた。もう大変。つれぇー練習だった。もうダメ。もう大変、疲れたぁ」、言いました。
彼は、運動能力も高く、強い精神力も持っていた将来を期待されている選手で、この日の走り込みも練習も当然一番先頭で帰ってきました。
しかし、第二、第三と次々と練習を終えた選手が戻ってきた時、このような発言をしたのです。
これを聞いた先生は、すぐさま部長をクビにしました。つまり解任です。本人はしばらくの間、何故なのか分からなかったようですが、これには理由があります。
『どんなにつらい練習であっても、苦しくても、終わったときに、リーダー的な存在であるお前が、大変だった、つらかったと連発すれば、他のメンバー、後輩たちはどう思うのだ。
運動能力にも優れたお前が、つらい、大変だと言えば、他のメンバーはもっと大変なんだ、苦しいのだ、ということだけを考えてしまうだろうし、
あの人が言うくらいだから、やっぱり大変な練習だったのだ、と逃げの姿勢になってしまうだろう。だから、たとえ大変な練習であっても、その練習の後に、
「つらかったけれども、でも良い練習だった」と言うべきなのだ。それがリーダーの心得なのだ。その一言がチームを作り、信頼を確立することになるのだ。それがなぜ言えない。言えない人間にリーダーの資格はない。だからお前は部長としては失格である』
私は日曜日に聞いた講演でこんな話を聞き、改めてリーダーの大切さを痛感しました。
君たちの中でも、部活のリーダーは多いでしょう。何かのおりに思い出してみてください。
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