メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第92号
☆情けは人のためならず
ことわざに『情けは人のためならず』という言葉があります。君たちはこの言葉の意味を知っていますか。情けとは、簡単に言えば、「思いやりの心」のことです。
この言葉は、よく『情けをかけて人を救ったり助けたりすることは、その人のためにならない。』という意味に解釈されてしまうのですが、本当の意味はこの反対です。
『情けを人にかけておけば、めぐりめぐって自分によい報いが来る。人に親切にしておけば、必ずよい報いがある』(広辞苑)という意味なのです。
つまり、人に思いやりをもって接すると、いずれは自分も他の人から思いやりの心で接してもらうことになりますよ、と言っているのです。
一つのケーキをたくさんの人間で分ければ、一人あたりの分量は少なくなってしまいますが、幸せとか思いやりの心というものは、ケーキとは違うのです。
多くの人に分け与えてしまえば無くなってしまうような、そんなさびしいものではありません。与えれば与えるほど、わき水のように湧いて出てくるのが、思いやりの心なのです。
だから、人に優しく接する人、思いやりをもって人の気持ちを考えられる人が、そうした気持ちを持ち続けられるのも、どんどんをそうした気持ちが湧いてくるからです。
こうして『情けは人の為ならず』を考えてみると、人に情けをかけるのが損、と思うのは、思いやりがケーキのようなもので、人にあげると無くなってしまうという人の考えなのです。
「結局は自分にめぐりめぐってくる、だから人に優しくしよう」と考えてしまうのはちょっと嫌ですが、『思いやりの心は無限に湧いて出てくるから、人にあげても全然平気なんだ。
与えれば与えるほど、結局は自分がそうした気持ちを与えられているんだ。』と考えたいものです。
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