メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第109号
☆他人の生活をうらやまないこと
自分の生活を振り返ってみると、どうしても考えてしまうのが、「他の人のことはよく見えるなぁ」という点です。
「どうしてあいつは、勉強ができるんだろう」、「なんでいっぱい小遣いもらっているんだろ」から、
家の大きさとか身体の様子、得意なこと等々、自分と比較してみるとうらやむことばかりだと感じることも多いのではないかと思います。
しかし、じっくりと考えてみると、そうした他の人は、実はいいことばかりではないはずなのです。
世の中には生まれながら身体が不自由な人もいれば、早く身内を亡くしてしまう人、事故などでいろいろな苦労をしている人など、数え上げればきりがありません。
でもそのことに、なかなか気がつかず、つい自分にはない、他の人の良い面ばかりが目についてしまうのが人間の悲しい性質なのです。
それでも人をうらやむことは、良いことではありません。
その人を目標に自分自身が努力してゆくならば良いのですが、たいていは、自分が努力することもなく、よく見える人を嫉妬してしまうことが多いからです。
こうなると、その人を目標に頑張ろうという気持ちがなくなります。ですから、その人と同じように良くなることはあり得ず、待っているのは堕落の人生だけです。
慶應大学を開いた福沢諭吉(思想家・教育家。1834〜1901)は、「世の中で一番醜いことは、他人の生活をうらやむことである」と述べました。まさにその通りだと思います。
メールマガジン『学級通信のネタ』のバックナンバーを再編集し、紹介してます。