メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第125号
☆花を折る人植える人
「自らを良く見せたい」、「良くやっている、と人から見られたい」、「あなたは素晴らしい、と人から言われたい」という思いを『自己顕示欲(じこけんじよく)』といいます。
人は成功を求めますから、実は「成功したい」という野心の中には、清いものもあるのですが、それが、他の人を蹴落としてでも、とか、「あいつさえいなければ」、「このせいで駄目なんだ」などと、
できない理由を他のもの、他の人のせいにし始めますと、そうした清い部分は失われ、みっともない心、すなわち『自己顕示欲』になってしまうのです。
それは、「他人が下がることが、自分が相対的に上がることにつながるという発想」です。
自らが伸びて行くのではなく、自分の努力は大したことがないにもかかわらず、「自分が認められない」のはおかしい。きっとあいつのせいに違いない。
あいつが、自分の成功を阻害しているのだ。というやましい心。これが『自己顕示欲』の本質です。
たとえて言うならば、「道ばたに植わっている花を次々と折って、これを自分の胸にさし、あたかも自分が育てたかのように振るまい、自分を着飾り、かっこつけようする」心が『自己顕示欲』。
そういう思いでなく、心清らかに成功を望む人は、「花の咲いていないところに種をまき、気持ちを込めて花を育て、見る人を喜ばせ、幸福感に満たそう」とします。
つまり、そうした人の通ったあとには、花が咲き乱れるのです。
花を折る人と植える人。心の奥底では、天国と地獄くらいの差があります。人間として生きているならば、花を植える人になりたいものです。
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