メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第133号
☆十五歳ということ
十五歳。今も昔も、心も体も大人になり始める節目です。
例えば、古代中国の思想家、孔子は老年になって生涯を振り返り、「吾、十有五にして学に志す」(私は十五歳の時、学問に志した。『論語』)と人生の原点を述べました。
このことから十五歳のことを『志学』というようになっています。これは中国の話ですが、こうした人生観は江戸時代以降の日本人にも影響を与えました。
日本では、十五歳くらいになると『元服』といって、髪型や服装を大人ものに改め、以後は一人前の成人として扱われました。女子も同じ頃に『髪上』といって、それまで垂らしていた髪を束ねて結い上げました。
現代でも十五歳から、役所への届け出など法律行為ができるようになっています。義務教育も中学校で終わり、薬の説明書を見ても、十五歳から大人あつかい…。
というわけで、まだまだ親の責任が大きいけれども、魂が独り立ちして、自分の『自由と責任』によって人生が本格的に始まるのが、やはり十五歳。
そう考えると、中学校の中で最高学年としての君たちにとって、この十五歳を迎えるということは、とても大切であることがわかります。
ただ単に、「誕生日だから親や家族にお祝いをしてもらおう」とではだめです。『精神的な自立』というものを自覚し、自分自身を見つめるいい機会です。
ですから子供であり大人であり、大人であり子供であり…と中途半端な年頃でもありますが、日々着実に進歩していくことが大事です。
勉強しなくて、強制的に勉強させられたり、だらしなく過ごしていて身だしなみで注意されているようでは、十五歳として合格点をあげられません。
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