メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第142号
☆問題を整理する
社会人になると誰もが仕事をします。最低でも一日八時間は拘束されます。
一日が二十四時間ですから、仕事の時間は最低でも三分の一、残業や休日出勤を加えれば、もっと多くの時間を仕事に費やしていることになります。
しかも、この仕事時間には、仕事場、職場への行き帰りの通勤時間は含まれていません。ですから、大人になると、一日の中で、非常に多くの時間を『仕事』というものに充てていると言えます。
しかし、そんな仕事が、苦しみであったらどうでしょうか。いやいややっている、ただ時間が過ぎるのを待つだけの仕事であったらどうでしょうか。
あるいは、仕事そのものが、苦しみや悲しみの連続で、逃げたくて逃げたくて仕方ない、辞めたくて辞めたくで仕方ない状態であったらどうでしょうか。
この場合、一日のうちの大半が『仕事』であることを考えると、一日のほとんどが不幸な状態になるのです。
しかし、こうした不幸は、実は仕事のなかの優先順位をつけられなかったり、さまざまな諸問題を整理できなかったことに原因があるのです。
社会で働いている大人の中には、いろいろな困難、苦難が次々とやってきます。しかしその中でも、大変手際よく仕事をし、成功している人がいます。
一方、「今日は何の仕事をしようかな…。まずはお茶を飲むか…。じきに電話でもかかってくるだろう。そのとき考えよう」などという風に仕事をしている人もいることも事実です。
成功している人はいいのですが、そうでない人は、急に大きな仕事が入ってきたり、多くの仕事が入ってくるだけでパニックになります。
「仕事をする」という準備ができていないからです。普段から要領よく、効率よく仕事をこなしていないと、いざ、というときに対処できないのです。
これは、試験勉強をまったくしていないで、いきなり試験を受けて、問題を見たときに愕然(がくぜん)とするさまに似ています。本来やっておくべき準備を怠り、いざ本番と言うときになって大あわてするわけです。
本校でも、多くの人が系列高校へ進学する中で、自分でチャレンジして他校へ進学しようという人もいます。
そうした人は、もう一踏ん張りです。一人一人の十五歳の春を、悔いのないものにしてください。いろいろな悩みもあるでしょう。
問題もあるでしょう。でも、それを一つ一つ整理して、問題を解決して欲しいと思います。
仕事でも、受験でも同じです。「今日しなければならないことは、これとこれ。明日までに、明後日までにやらなければならないことは、これとこれ」という具合に、問題を整理してみましょう。
できたら書き出してみて、優先順位をつけて、一つ一つクリアしていきましょう。すぐにできないこと、ある程度の期間がかかるものにおびえてはいけません。
「今できることを、今できる環境で、最大限やる!」ということが大事です。そうしたことで『心の余裕』が生まれます。焦らなくなります。あわてなくなります。試してみてください。
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