メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第148号
☆続・布施について
前号(第147号)で、布施には「財施」(ざいせ)「法施」(ほうせ)「無畏施」(むいせ)の3つの種類がある、という話をしました。これらはどれもなかなかできることではなく、しかも難しいものです。しかし施すべき財もなく、また説くべき教えもなく、恐れを取り除く力もない…。そんな人のために、お釈迦様は誰にでもできる布施を説かれました。それを「無財の七施」と言います。
一つ目は『眼施(がんせ)』です。優しいまなざしで人と接しましょう、という意味です。二つ目は『和顔施(わがんせ・わげんせ)』です。なごやかな顔を見せましょう、という意味です。三つ目は『言施(ごんせ)』で、これはやさしい言葉をかけましょう、という意味です。四つ目は『心施(しんせ)』です。思いやりをかけましょう、という意味です。五つ目は『身施(しんせ)』です。自分の体で奉仕しましょう、という意味です。六つ目は『床座施(しょうざせ)』で、人に席を譲りましょう、という意味です。電車の座席のようなものから、地位を譲ることも含まれます。最後の七つ目は『房舎施(ぼうしゃせ)』で、これは、自分の家を他人の為に提供しましょう、という意味です。
お金ものない(財施)、話もしてあげられない(法施)、恐れを取り除いてあげられない(無畏施)…でも、優しい眼差しはあるでしょう?(顔施)、和やかな笑顔は持っているでしょう?(和眼施)、優しい言葉くらいはかけられるでしょう?(言施)、思いやりの気持ちは持っているでしょう?(心施)。それでもだめなら…という具合にありとあらゆる施しを勧めたわけです。それは、執着と言って物や地位、財産へのこだわりを持つことを捨て去るための修行の一つでした。君たちも一つくらい試してみたらどうでしょう?
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