メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第159号
☆決意新たに一年を始めよう
いよいよ新しい年2006年が始まりました。年の始まりにあたり、君たちも様々な目標や計画を立てたことと思います。
大晦日から正月元旦にかけては、世界中の人々が、心新たに新年を迎えようという気持ちになります。
日本では、寺で大晦日の夜から元旦にかけて除夜の鐘を撞きます。ですからちょうど大晦日の日付の変わることになると、
どこからともなく、「ゴーン」という鐘の音が響いてきますね。この鐘は全部で百八回撞きます。「人間の持っているさまざなな煩悩(ぼんのう:過ぎた欲望などの醜い心)を、
一つひとつ払いのける」という意味があります。百七回目までを大晦日に撞き、最後の百八回目を年が明けてから撞くというのが習わしです。日本人であるならば、きっと小さい頃から、
この除夜の鐘を聞いて育っているでしょう。今年の末に聞くときには、「一回一回の鐘が、人間の煩悩を取り除こうという意味があるのだ」と思って聞くと、
さらに新年を迎えるに際して、身が引き締まることでしょう。
煩悩には、さまざまなものがあります。例えば、欲しい欲しいという気持ちで常に落ち着かない状態である貪欲(とんよく)です。
『貪(むさぼ)る』ことです。確かに人間にはさまざまな欲がありますが、これを持ちすぎると、醜く見えます。また、過ぎた欲望は、身を滅ぼします。
食欲はなければ生きていけませんが、生ゴミを必死であさる野良犬のようにガツガツしている姿は、醜く、また悲しく見えます。このほかにもいろいろな欲がありますね。
この欲を数え上げても、ものすごい数になります。もちろん欲がいけないのではなく、欲が過ぎることがいけないのです。
そうしたコントロールができるのも、人間ならではのことです。
日本にはまた、初詣という習慣もありまあす。これは神社が多いかもしれませんが、寺社に行くこともあります。
神社は神様、寺社は仏様を敬い祭っていますから、そうした神様、仏様に年の初めにご挨拶に出掛けるわけです。
君たちの中には、「何かお願い事をしに行く」と思っている人もいるかも知れませんが、お願いだけではいけません。
「今年は、真面目に正しく生きます。嘘をつくこと、自分をごまかすことはしません。
このように立派に生きていくことができましたならば、私の願いである○○もきっとかなえてくださることと信じます」という具合に、自分の決意を込めて、目標なり夢を願うのです。
新年、何よりも先に寺社で、自分の決意を宣言するわけですから、尊いこととされるのです。
神様仏様との契約でもありませんし、ギブ・アンド・テイクでもありません。自分が努力するから、おかげがやってくるのです。
自分の心身を清めるからこそ、そうした願いが届くといいます。このことは、キリスト教圏の国でも同じです。西洋でも「天は自ら助くるものを助く」という言葉があります。
新年です。心を整え、身体を清め、決意新たに新しい年の計画を立ててみようではありませんか。
今年が君たちにといって、輝く一年であることを願います。
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