メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー
第174号
☆友だち百人できるかな
君たちは知っているかどうか分からないのですが、私が小学生だった頃から『一年生になったら』(まど・みちお作詞/山本直純作曲)という歌がありました。
一年生になったら
一年生になったら
ともだち100人できるかな
という歌詞で始まる歌は、新たに小学一年生になる子供にとって、希望にあふれ、期待に胸ふくらませるものでした。
歌は三番まであって、最後は、
100人で笑いたい
世界中をふるわせて
ワッハハ ワッハハ ワッハッハ
で終わります。とても元気が湧いてくるいい歌です。
さて、君たちは友だちが百人いるでしょうか。なかなか百人という数は大変な数かも知れません。大人でしたら、年賀状を出している枚数から、本当に義理で出している枚数を引いた数が友だちなのでしょう、いや、実際は、友だちをもっと限定すれば、さらに少ないかも知れません。君たちの場合、学校生活のなかで、どれだけ親しい友人がいるか…、ということが友だちの数になるのでしょうが、果たして何人いますか。「百人はいるよ」という人は、少ないのではないでしょうか。
友だちが多ければ、いろいろな性格の人と知り合いになっているわけですから、困ったときに相談できる人が多くなります。ですから、友だちが多いということは、よいことでしょう。そうした人はこれからもどんどん友だちを増やしてください。
でも、友だちが多いばかりがよい、という訳でもありません。本当にいろいろなことを相談できる人は、ほんの何人かの友だち(あるいは大人の知り合い、先生)というのが普通です。ですから数ばかりいても、相談できる相手がいなければ、何とも淋しい限りです。困ったときに話を聞いてくれる人が友だちです。相手を思いやり、一緒に悩みを共有してくれるのが友だちです。「何もできないかも知れないけど、僕は(私は)君のことを理解しているよ」と口に出す出さないにかかわらず分かってもらえるのが友だちです。
昨今、中学生や高校生が一人で悩み、事件を起こしてしまうというニュースを耳にします。そうした彼らには、相談できる友だちがいたのでしょうか。信頼できる大人が支えていたのでしょうか。そう考えると悲しくなります。人と人とのつながりは、とても大切なものです。家族が少なくなっている今、友だちを増やし、相談できる大人と親しくなっておくことは、成長期に君たちにはとても大切なことであるのです。一人で抱え込まない、一人で悩みすぎない…こ
とが大切です。
そんな相談相手が、君たちの身の回りにはどれだけいるでしょうか…。
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